フリーランスエンジニアになると稼げるというイメージを持つ方も多いと思います。
たしかにこれは殆ど事実だと思います。
しかし、フリーランスエンジニアの「年収」という点で見ると意外と低い傾向にあります。
稼げるのに年収は低い??
矛盾しているように感じますが、そうなのです!
ではなぜなのか?解説していきます。
売上と年収の違い
稼げるのに年収が低い理由は、売上と年収の違いにあります。
それぞれざっくり説明すると
売上とは、受注金額(契約している企業からの自身への支払い)を指します。
年収(収入)とは、受注金額から経費を引いた額を指します。
つまり売上がどれだけ高くても経費が大量にあれば、年収は低くなるという計算になります。
そしてフリーランスエンジニアは、年収を下げる為に経費に出来るものは全て経費にしています。
それは
所得税に影響が出るからです!!
だから、フリーランスエンジニアは年収が低い傾向にあるのです。
正社員エンジニアであれば特に意識はしなかったですが、フリーランスエンジニアになればこの売上と年収はしっかり把握しておきましょう。

プログラミング言語別、年収の相場
先程「年収=売上-経費」と説明した通り、人によって経費の額は違うので一概に年収の相場を出すことはできません。
ですのでフリーランスエンジニアの経費率(経費/収入*100)の相場である40%を経費率とし、フリーランスエンジニア向け案件の売上(単価)相場を元にプログラミング言語別で平均年収を出してみます。
人気のプログラミング言語の結果はこのようになっています。
※独自調査(2019年にWeb上に掲載されたフリーランスエンジニア向けの案件を元に集計しています。)
言語 | 単価平均(月額) | 年間売上 | 年間経費(40%) | 年収 |
JavaScript | 600,000 | 7,200,000 | 2,880,000 | 4,320,000 |
Python | 670,000 | 8,040,000 | 3,216,000 | 4,824,000 |
Java | 470,000 | 5,640,000 | 2,256,000 | 3,384,000 |
PHP | 600,000 | 7,200,000 | 2,880,000 | 4,320,000 |
C# | 580,000 | 6,960,000 | 2,784,000 | 4,176,000 |
C++ | 590,000 | 7,080,000 | 2,832,000 | 4,248,000 |
C言語 | 560,000 | 6,720,000 | 2,688,000 | 4,032,000 |
Ruby | 650,000 | 7,800,000 | 3,120,000 | 4,680,000 |
Go言語 | 680,000 | 8,160,000 | 3,264,000 | 4,896,000 |
COBOL | 530,000 | 6,360,000 | 2,544,000 | 3,816,000 |
Kotlin | 760,000 | 9,120,000 | 3,648,000 | 5,472,000 |
Swift | 670,000 | 8,040,000 | 3,216,000 | 4,824,000 |
※単位(円)
おそらくプログラミング言語別平均年収というタイトルで掲載されている記事の年収と比べると低くなっていると思います。
ただ売上をみるとフリーランスエンジニアということもあって高い傾向にあることが分かりますね。
年収を高くしたいのであれば経費を削減することも一つの手ですので、まずは削減を心がけていきましょう。
ただそうなると所得税にも影響してくるので、本当にその経費は削減すべきかどうかは慎重に考えた方が良いのかなと個人的には思います。
逆に所得税を減らすために経費を計上しすぎるのも税務署に怪しまれる原因になりますので、経費率というものは意識しましょう。
フリーランスエンジニアが経費削減以外に年収を上げるためには?
これまでの説明で分かるようにフリーランスエンジニアが年収を上げるには、経費を削減することは一つの方法です。
それ以外の方法としては、受注金額(売上)を上げる方法しかないでしょう。
ではフリーランスエンジニアが売上を上げていくにはどうするのが良いのでしょうか?
結論一番効率的なのは、エンド企業などプロジェクトを抱えている企業と直接契約することです。
もちろん自身のスキルアップによって報酬の高い案件を受注し、上げることは可能ですが100%上がる保証もなければゲームのように簡単にレベルがアップするわけではありません。
もちろん将来を考えればスキルアップで売上を上げることは重要なので、継続的な勉強は行うべきです。
フリーランスエンジニアがエンド企業と直接契約するためには?
現状フリーランスエンジニアとエンド企業が直接マッチングされるようなWebサービスはない(あったとしても何かしら手数料が取られています)ので人脈や過去の現場に頼らざるを得ません。
しかしそれでは、案件が尽きてしまう可能性がありますし、継続的にもらえる可能性も低いです。
そこで重要なのがコミュニティサイトです。フリーランスエンジニアの横のつながりが出来、案件の情報など共有ができます。
年収を上げる方法として、コミュニティサイトはぜひ参加しましょう。
フリーランスエンジニアのためのオンラインサロンPrideとは?
Prideは社員全員が現役フリーランスエンジニアのIndependentPartners合同会社が運営しています。
Prideの活動内容はこのようになっています。
・非公開のDiscord及びLineグループに招待します。
・オフライン交流会 ※月1開催
・オフライン勉強会 ※月1開催
・Prideメンバーズカードをお届け ※参加して2か月目以降に1回
・Pride名刺をお届け ※参加して3カ月目以降に1回
・夏にはキャンプ!冬にはスキーorスノーボード合宿!
・PrideのYouTubeチャンネルへの出演権をご提供 ※希望者のみ
フリーランスエンジニアどうしのコミュニティの場としてまずは参加してみてください。
フリーランスエンジニアならではの技術的な悩みや案件の情報共有なども行っています。
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